「パックごはんを使えば時短になるし、一人暮らしなら逆に安くつくんじゃない?」そんな風に考えたことはありませんか?
確かにレンジでチンするだけの手軽さは魅力的ですが、実際のコストはどうなんでしょう。
今回は、パックごはんと炊飯のコストを詳しく比較して、どちらがお得なのかを明らかにします。米価格が高騰している今だからこそ、しっかりと検証してみました。
パックごはんの魅力と現実!コスパの真実を探る

最近のパックごはんって、本当に進化していますよね。昔と比べて味も格段に良くなっていますし、種類も豊富です。
でも「安い」かどうかは別問題。実際に数字で比較してみると、意外な結果が見えてきます。
2025年現在、米価格は2023年春頃と比べて約2倍に高騰しています。5kg2,000円程度だったお米が、今では4,000円を超えることも珍しくありません。
一方でパックごはんの価格はそれほど変わっていないんです。この状況で、果たしてどちらがお得なのでしょうか?
パックごはんが注目される理由
パックごはんが選ばれる理由は、やはり利便性の高さです。炊飯器を洗う手間がないし、食べたい分だけすぐに用意できます。
一人暮らしの方なら「少量のお米を炊くのって、なんだかもったいない気がする」と感じることもあるでしょう。
それに災害時の備蓄食品としても優秀です。常温で長期保存できて、電子レンジさえあればすぐに食べられる。
停電時でもカセットコンロがあれば湯せんで温められますからね。
実際のコスト計算!1グラムあたりで徹底比較

では、具体的な数字で比較してみましょう。今回は人気の高いアイリスオーヤマのパックごはんと、一般的な白米5kgでの比較を行います。
150gパックごはんの場合
アイリスオーヤマの150g×40食セットが4,380円で販売されています。これを1グラムあたりで計算すると:
- 総重量:150g × 40食 = 6,000g
- 1グラムあたり:4,380円 ÷ 6,000g = 0.73円
茶碗一杯分としては標準的なサイズですが、コスト面ではどうでしょうか。
200gパックごはんの場合
同じく200g×40食セットは4,980円です:
- 総重量:200g × 40食 = 8,000g
- 1グラムあたり:4,980円 ÷ 8,000g = 0.62円
容量が大きいパックの方が、グラム単価は安くなりますね。でも炊飯と比べるとまだまだ高いんです。
白米5kgを炊いた場合
現在の相場で白米5kgを4,300円として計算します。お米は炊くと約2.2倍の重量になるので:
- 炊き上がり重量:5kg × 2.2 = 11kg(11,000g)
- 1グラムあたり:4,300円 ÷ 11,000g = 0.39円
この結果を見ると、まだまだ炊飯の方が圧倒的に安いことが分かります。
まとめ コストだけじゃない価値も考慮して
結論として、純粋なコスト比較では炊飯の方が圧倒的に安いということが分かりました。米価格が高騰している現在でも、パックごはんの約半分のコストで済みます。
でも「安い」かどうかって、お金だけの問題じゃないですよね。時間の節約、利便性、食材の無駄をなくすこと、これらすべてを総合的に考えて判断することが大切です。
家族が多くてお米の消費量が多い家庭なら、間違いなく炊飯がお得。一人暮らしで食生活が不規則な方なら、パックごはんとの使い分けを検討してみてください。要は、自分のライフスタイルに合った選択をすることが一番の節約術なんです。
- パックごはんと炊飯、どちらが本当に安い?
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コスト面では炊飯の方が圧倒的に安いです。1グラムあたりで比較すると、炊飯は約0.39円、パックごはんは0.62〜0.73円となり、パックごはんは炊飯の約1.6〜1.9倍のコストがかかります。米価格が高騰している現在でも、この差は縮まっていません。
- 一人暮らしならパックごはんの方がお得になることはある?
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お米の消費量が少ない場合や、炊いたお米を余らせてしまうことが多い場合は、パックごはんの方が結果的にお得になる可能性があります。また、炊飯器の購入費用や置き場所を考慮すると、パックごはんの利便性が勝ることもあります。月に数回しかご飯を食べない方には特におすすめです。
- パックごはんの賢い活用方法は?
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災害時の備蓄食品として常備し、賞味期限が近づいたら普段の食事で消費する「ローリングストック」がおすすめです。また、忙しい日の時短料理や、アウトドア・職場での食事、炊飯を忘れた時の緊急用として活用すると、コストパフォーマンスと利便性のバランスが取れます。
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