一人暮らしでガス代8000円って高いの？原因と節約術を優しく解説

一人暮らしを始めて初めて届いたガス代の請求書を見て「8000円って高いの？」と驚いた経験はありませんか。

実家にいた頃は光熱費を意識することがなかったため、この金額が適正なのか判断に迷う方も多いでしょう。

月8000円のガス代は確実に高額です。適切な対策を取れば大幅に節約できる可能性があるので、一緒に原因を探って改善方法を見つけていきましょう。

ガス代8000円は本当に高いの？一人暮らしの平均額を知ろう

一人暮らしでガス代が月8000円かかっているなら、間違いなく高額といえます。

なぜそう断言できるのでしょうか。石油情報センターの調査データによると、プロパンガスを使用している一人暮らしの平均ガス代は月4610円となっています。

つまり、あなたが支払っている8000円は平均の約1.7倍という計算になるのです。

都市ガスを使用している場合はもっと安くなります。東京ガスの料金表を参考にすると、基本料金759円に5㎥使用した場合の従量料金708円を加えても1467円程度。これを見ると8000円がいかに高いかがよくわかりますよね。

冬場でも8000円は高すぎる

「でも冬だから仕方ないよね」と思っている方もいるかもしれませんが、実は冬場でも8000円は高額なのです。

同じく石油情報センターのデータを見ると、最もガス使用量が増える12月から2月の平均額でも5890円に留まっています。

確かに冬場はお風呂の湯温を高めに設定したり、ガスファンヒーターを使用したりするためガス代は上がります。

でも平均と比較すると、やはり2000円以上も高い計算になってしまうのです。季節要因を考慮しても、見直しの余地は十分にあるといえるでしょう。

今すぐできる！ガス代8000円を減らす具体的な節約方法

ガス代が8000円もかかっている場合、使用方法を見直すだけでも大幅な節約が期待できます。特に効果的な方法を4つご紹介しますので、できるところから実践してみてください。

ガス会社との値引き交渉に挑戦してみよう

「賃貸だから交渉なんて無理でしょ」と思うかもしれませんが、プロパンガスは自由料金制のため交渉の余地があります。まずは現在のガス会社に連絡して、料金について相談してみましょう。

交渉する際は以下のポイントを押さえておくと効果的です：

• 近隣地域の相場と比較して高いことを具体的に伝える
• 長期間利用する予定があることをアピールする
• 他社への切り替えを検討していることをほのめかす
• 複数の入居者で一緒に交渉する

一人で交渉するのが不安な場合は、プロパンガス料金消費者協会の無料相談サービスを活用しましょう。専門家のアドバイスを受けながら、適切な交渉方法を教えてもらえます。

より安いガス会社への変更を検討する

賃貸物件でもガス会社の変更は可能です。ただし、集合住宅の場合はオーナーや管理会社の同意が必要になります。変更提案をする際は、以下の点を考慮しましょう。

オーナーにとってのメリットを明確に示すことが重要です。「入居者の満足度向上」「空室リスクの軽減」「物件の競争力アップ」といった観点で説明すると理解を得やすくなります。

また、切り替えに伴う手続きや費用負担を代行してくれる販売店を紹介することで、オーナーの心理的負担を軽減できます。

シャワーの使い方を見直して大幅節約

一人暮らしではお風呂を沸かすよりシャワーの方が経済的ですが、使い方次第では逆に高くつく場合があります。あなたのシャワーの使い方を振り返ってみましょう。

まず時間の問題です。15分間シャワーを出しっぱなしにすると、約180リットルの水を使用します。

これは浴槽一杯分とほぼ同じ量なので、長時間のシャワーはお風呂を沸かすのと変わらないガス代がかかってしまうのです。

効果的な節約テクニックをいくつか紹介します。体や髪を洗っている間はこまめに止める「節水シャワーヘッド」に交換すると水量を30～50％削減できます。

設定温度を1℃下げるだけでも月数百円の節約につながります。朝と夜の2回シャワーを浴びる習慣がある場合は、どちらか一方にできないか検討してみてください。

お風呂の追い炊き機能の使用を控える

寒い季節はゆっくりお風呂に浸かりたくなりますが、追い炊き機能の頻繁な使用がガス代を押し上げている可能性があります。

追い炊きは一度冷めたお湯を再加熱する機能のため、最初にお湯を沸かすよりも多くのガスを消費してしまいます。

追い炊きを避けるための工夫をいくつか試してみてください。お風呂を沸かしたらすぐに入る習慣をつけましょう。

よくある質問

一人暮らしでガス代8000円は本当に高いのでしょうか？

はい、確実に高額です。一人暮らしのプロパンガス代平均は4610円、都市ガスなら1500円程度が相場です。8000円は平均の約2倍近い金額なので、何らかの対策が必要といえるでしょう。

プロパンガスと都市ガスではどの程度料金差があるのですか？

一般的にプロパンガスは都市ガスの2～3倍の料金がかかります。プロパンガスは自由料金制のため事業者によって価格差があり、配送コストも料金に含まれているためです。都市ガスは公共料金として規制されているため比較的安価です。

賃貸住宅でもガス会社の変更はできますか？

集合住宅でも可能ですが、オーナーや管理会社の同意が必要です。変更に伴う手続きや費用を代行してくれる販売店を紹介し、複数の入居者で要望を出すと成功率が高まります。オーナーにとってのメリットも併せて説明しましょう。

まとめ

一人暮らしでガス代が月8000円かかっているなら、平均の約2倍という高額な料金を支払っていることになります。

プロパンガスの平均が4610円、都市ガスなら1500円程度が相場ですから、年間で4万円以上も損をしている計算です。

高額になる最大の原因はプロパンガスの使用ですが、諦める必要はありません。

ガス会社との値引き交渉や他社への変更検討、シャワー時間の短縮、追い炊き機能の使用を控えるなど、今すぐできる対策がたくさんあります。

特にシャワーの使い方を見直すだけでも月数千円の節約は十分可能です。

まずは一般社団法人プロパンガス料金消費者協会で適正価格をチェックし、現在の料金と比較してみましょう。高額なガス代を放置せず、できることから始めて家計の負担を軽減していきませんか。