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銀行員の休みは取りやすい?元行員が語る有給消化率と9連休の実態

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「銀行員って、お堅いイメージだし休みも取りにくいんじゃない?」「カレンダー通り休めるって聞くけど、本当のところはどうなの?」

銀行への就職や転職を考えるとき、お給料や仕事内容と同じくらい気になるのが「お休み」事情ですよね。

実は、元銀行員の私から見ても、銀行の休み事情は「制度上はすごく恵まれているけど、実態は配属先ガチャ」というのが正直なところなんです。

この記事では、私が実際に体験した有給消化のウラ側や、名物の9連休の実態について、包み隠さずお話しします。読み終わる頃には、入社後のミスマッチを防ぐためのリアルな情報が手に入っているはずです。

目次

銀行員の休みは取りやすい?元行員が本音で語ってみる

銀行員の休みは取りやすい?元行員が本音で語ってみる

「銀行員の休み」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

カッチリしていて休めないイメージか、逆に土日祝はきっちり休めるイメージか、人によって様々だと思います。結論から言うと、この両方のイメージはどちらも正解であり、間違いでもあるんです。

元銀行員として働いていた私の経験から、まずはこの複雑な実態についてお話しさせてください。

制度上は休みやすい、でも配属先で天国と地獄に分かれる話

まず、制度という面で見れば、銀行は間違いなく「休みやすい」企業です。年間休日は120日以上が当たり前ですし、有給休暇とは別に長期休暇の制度も整っています。

正直、他の業界で働く友人と比べても、制度面ではかなり恵まれていると感じていました。

ただ、ここが大事なポイントなんですが、その恵まれた制度を気持ちよく使えるかどうかは、配属された支店や部署、そして直属の上司によって全く変わってきます。

例えば、私が最初に配属された支店は、支店長が「休むのも仕事のうち」という考え方の人で、みんな計画的に休みを取っていました。しかし、次に異動した支店は常に人手不足で、上司も昔気質のモーレツ社員。

「休みたいなんて言うな」という無言のプレッシャーが蔓延していて、有給を申請するのにも一苦労でした。同じ銀行なのに、まるで別の会社に来たかのような感覚でしたね。

銀行が必死に休みを取らせる理由、知っていますか?

「でも、銀行って休みを取らせないと金融庁に怒られるんでしょ?」そう思った方もいるかもしれません。その通りなんです。

銀行が半ば強制的にでも行員に休みを取らせようとするのには、大きく分けて2つの理由があります。これは就職・転職する上でも知っておいて損はない知識ですよ。

銀行が休ませる理由

  • 金融庁監査(不正防止)
  • 働き方改革への対応
  • 若手の離職防止

この中でも特に重要なのが「金融庁監査」です。銀行では、行員が長期間同じ業務を担当し続けることで、お客様のお金を着服するなどの不正が起きるリスクがあります。

そのため、定期的に長期休暇を取らせて担当業務から強制的に引き離し、その間に別の行員が業務をチェックすることで、不正を未然に防ぐという狙いがあるんです。つまり、私たちのリフレッシュのためだけではない、というわけですね。

金融庁の目が光る「連続休暇」の義務

銀行には、年に一度「5営業日連続」で休暇を取得することが、ほぼ義務付けられています。これは先ほどお話しした不正防止の観点が非常に強いです。

もし行員が不正をしていた場合、5日間も職場を離れると、その間にボロが出やすくなります。他の行員が代理で業務を行う中で「あれ、この伝票おかしいな?」と気づくきっかけになるわけです。

だから銀行側も、体裁だけでなく、内部牽制のために必死に連続休暇を取らせようとするんです。

世間の目もある「働き方改革」

もう一つの大きな理由は、世の中の流れである「働き方改革」です。特にメガバンクのような大企業は、社会的な影響力も大きい分、世間からの目も厳しくなっています。

「〇〇銀行は残業が多いらしい」「休みが取れないブラック企業だ」なんて噂が広まれば、優秀な人材が集まらなくなり、企業のイメージダウンにも繋がります。

そのため、有給取得率などの数字を公表し、「うちはホワイト企業ですよ」とアピールする必要があるんです。

カレンダー通りは本当?土日出勤のリアルなところ

「銀行員は土日祝休み」というイメージは、基本的には正しいです。銀行の窓口が閉まっている日は、私たち行員も基本的にお休みです。

ただ、これも100%ではありません。実は、意外と土日に出勤するケースもあるんです。

もちろん、振替休日はしっかり取れますが、「週末は絶対に休みたい」という人にとっては、少しギャップを感じるかもしれません。

具体的にどんなケースで土日出勤があるのか、私の経験からいくつかお話しします。

地域貢献という名の「お祭り・イベント参加」

特に地方銀行や信用金庫に多いのが、地域のお祭りやイベントへの参加です。地域経済を支える金融機関として、地域貢献は大事な仕事の一つ。

そのため、週末に開催される地域のイベントに、ブースを出したり、運営の手伝いをしたりすることがあります。若手行員は半ば強制的に駆り出されることも多く、私も何度か経験しました。

地域の人と交流できる楽しさもありますが、プライベートの予定を優先したいときには少し辛いものがありましたね。

ノルマ達成のための「休日ローン相談会」

これもよくあるケースです。平日は仕事で忙しいお客様のために、土日に住宅ローンや教育ローンの相談会を開催することがあります。

特に、営業ノルマが厳しい支店だと、月末の週末に駆け込みで相談会を開くことも珍しくありません。もちろん、出勤した分は平日に振替休日が取れますが、月曜日に休んでも友人とは予定が合わない…なんてことも。

営業担当の宿命とも言えるかもしれません。

銀行員の休暇制度、そのリアルな実態を覗いてみる

銀行員の休暇制度、そのリアルな実態を覗いてみる

銀行の休暇制度は、他の業界と比べてもかなり充実している方だと思います。ただ、その制度が実際にどう運用されているのか、パンフレットや求人票だけでは見えてこない部分も多いですよね。

ここでは、元行員の私が実際に体験した休暇制度のリアルな部分を、一つひとつ深掘りしていきたいと思います。

年間休日120日以上は本当か、元行員が振り返る

まず、求人情報でよく見る「年間休日120日以上」という数字。これは本当なのでしょうか?

結論から言うと、これはほぼ間違いなく本当です。計算してみると分かりやすいですよ。

1年間は約52週なので、土日だけで52週×2日=104日の休みがあります。これに国民の祝日が約16日、さらに年末年始休暇が最低でも4〜5日加わります。

合計すると、104 + 16 + 4 = 124日。何もしなくても、これだけの休みが保証されているわけです。

この点に関しては、銀行は非常に恵まれていると言えるでしょう。

有給消化率の数字だけでは見えないウラ側

次に気になるのが有給休暇ですよね。「銀行は有給消化率が高い」なんて話も聞きますが、これには少しカラクリがあります。

実は、銀行員の有給休暇は、いくつかの種類に分かれていることが多いんです。そして、その中には「自分で自由に取得できる有給」以外のものも含まれています。

有給の内訳

  • 制度休暇(長期休暇)
  • 計画年休(指定休)
  • 自由取得分

公表されている高い有給消化率には、半強制的に取らされる「制度休暇」や、年度初めに取得日を決められてしまう「計画年休」が含まれているケースがほとんどです。そのため、「風邪を引いたから休む」「友人の結婚式で休む」といった、本当に自分の都合で自由に使える有給は、実はそれほど多くない、というのが実態に近いかもしれません。

数字のマジックには注意が必要です。

名物の9連休、全員が気持ちよく取れるわけじゃない実態

銀行の休暇制度の代名詞とも言えるのが、長期休暇制度です。銀行によって呼び方は様々ですが、一般的には「連続休暇」や「長期休暇」と呼ばれ、土日と合わせて9連休になることが多いです。

この休みを利用して海外旅行に行く行員も多く、銀行で働く大きな魅力の一つと言えるでしょう。しかし、この魅力的な制度も、誰もが手放しで喜んでいるわけではないんです。

9連休の取得時期、希望通りにいかないことが多い理由

まず直面するのが「取得時期」の問題です。支店内では、同じ課の人が同時に長期休暇を取ることはできません。

そのため、年度の初めに全員の希望を聞いて、取得時期を調整することになります。当然、夏休みやゴールデンウィーク、年末年始などの人気シーズンは希望者が殺到します。

そうなると、若手や立場の弱い行員は、希望を譲らざるを得ないケースが出てくるんです。私も新人の頃は、誰も希望しないような梅雨の時期に長期休暇を取ることになりました。

長期休暇中の引き継ぎ、実は結構大変だった話

もう一つ、地味に大変なのが「仕事の引き継ぎ」です。自分が1週間以上職場を離れるわけですから、その間の業務は同僚にお願いしなければなりません。

お客様からの問い合わせ対応、処理しなければならない事務作業など、引き継ぎ事項を細かくまとめた資料を作成する必要があります。休暇前はこの準備に追われ、休暇明けは溜まった仕事の処理に追われる…なんてことも。

休みを取るために、前後に多大なエネルギーを使うのが現実でした。

意外と知られていない「ミニ連休」の使い勝手

9連休のような長期休暇以外にも、銀行には様々な休暇制度があります。その中でも意外と使い勝手が良かったのが、3〜4日程度の短い連休制度です。

私のいた銀行では「ミニ連休」や「リフレッシュ休暇」といった名前で呼ばれていました。

この制度の良いところは、9連休ほど大掛かりな引き継ぎが必要なく、取得時期の調整もしやすい点です。金曜日や月曜日に取得して3連休や4連休にし、少し遠出の国内旅行に行く、といった使い方ができます。

長期休暇は海外旅行、ミニ連休は国内旅行、というように使い分けている同僚も多かったですね。こうした細かい休暇制度の有無も、ワークライフバランスを考える上で意外と大事なポイントかもしれません。

要注意!こんな銀行・支店だと休みが取りにくいかも

要注意!こんな銀行・支店だと休みが取りにくいかも

ここまで、銀行の休暇制度について良い面も悪い面もお話ししてきました。制度が整っていても、それを活かせない環境があるのも事実です。

では、具体的にどんなケースで「休みが取りにくい」と感じてしまうのでしょうか。ここでは、私が実際に見聞きした「休みが取りにくい銀行・支店」の特徴について、いくつかお話ししたいと思います。

これは、就職・転職活動で企業を見極める上でも、きっと役立つはずです。

営業と事務、休みの取りやすさが全然違った件

銀行の仕事は、大きく分けてお客様と直接やり取りする「営業(渉外)」と、支店内で事務処理を行う「事務(後方)」に分かれます。そして、このどちらを担当するかで、休みの取りやすさは大きく変わってきます。

もしあなたがワークライフバランスを重視するなら、この違いは絶対に知っておくべきです。

職種別比較

  • 営業担当(渉外)
  • 融資担当
  • 窓口・事務

一般的に、休みを取りやすいのは「窓口・事務」担当です。仕事が属人化しにくく、チームでカバーし合う体制が整っていることが多いからです。

一方、営業担当、特に法人営業や融資担当は、お客様とのアポイントが最優先。急な呼び出しや相談で休日でも電話が鳴ることもあり、計画的に休みを取るのが難しい側面があります。

休みの取りやすさを重視するなら、事務職を希望するのも一つの手かもしれません。

月末・期末は本当に休めないのか、当時の記憶を辿ってみた

これは銀行に限った話ではないかもしれませんが、月末や期末(3月、9月など)は、やはり非常に忙しくなります。融資の実行や預金の集計など、締め作業が集中するため、支店全体がピリピリした雰囲気に包まれます。

この時期に「有給を取りたいです」と言うのは、かなりの勇気が必要です。というか、ほぼ不可能だと思った方が良いでしょう。

暗黙の了解として「繁忙期は休まない」という文化が根付いています。私も、月末にどうしても外せない用事ができてしまい、恐る恐る上司に相談したことがありますが、かなり嫌な顔をされたのを覚えています。

旅行などのプライベートな予定は、こうした繁忙期を避けて計画するのが鉄則です。

休日も気が休まらない?資格試験と付き合いのゴルフ

カレンダー上は休みでも、実質的には休めていない…というケースもあります。特に若手行員を悩ませるのが「資格試験」と「ゴルフ」です。

これらは業務命令ではないものの、半ば強制的な側面があり、貴重な休日が潰れてしまうことも少なくありません。

半強制?資格試験のプレッシャー

銀行員は、入行後も常に勉強を続けなければなりません。証券外務員、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士など、業務に必要な資格が山のようにあります。

これらの資格試験は、当然休日に実施されることが多いです。そして、多くの銀行では「この資格を〇年目までに取ること」といった目標が設定されており、合格しないと上司からのプレッシャーが強くなります。

結果として、休日は試験勉強に追われる…なんてことになりがちです。

付き合いで断れないゴルフコンペ

特に地方銀行や営業職に根強く残っているのが「ゴルフ文化」です。支店のコンペや、取引先とのゴルフなど、休日に開催されるゴルフに参加せざるを得ない場面があります。

もちろん、好きな人にとっては楽しいイベントですが、全く興味がない人にとっては苦痛でしかありません。断ることもできますが、「付き合いが悪い」と思われてしまうこともあり、若手のうちはなかなか断りづらいのが現実です。

休日は自分の趣味に時間を使いたい、という人にとっては大きなマイナスポイントかもしれません。

正直、休みづらい雰囲気の支店や上司は存在する

結局のところ、休みの取りやすさを最終的に決めるのは「職場の雰囲気」と「上司の考え方」です。こればっかりは、入行してみないと分からない「運」の要素が大きいのが辛いところです。

「俺たちの若い頃は休みなんてなかった」「休むことばかり考えるな」といった精神論を振りかざす上司が支店長だと、その支店全体が休みを取りにくい雰囲気になります。また、常に人手が足りていない忙しい支店では、制度があっても「自分が休んだら周りに迷惑がかかる」という罪悪感から、休みを申請しづらくなってしまいます。

こればかりは、外から見極めるのが非常に難しい部分です。だからこそ、次の章でお話しする「銀行選びのポイント」が重要になってくるんです。

休みやすさを重視するなら知っておきたい銀行選びのコツ

ここまで銀行の休みに関するリアルな実態をお話ししてきました。「じゃあ、休みやすい銀行に入るにはどうすればいいの?」と思いますよね。

100%確実な方法はありませんが、就職・転職活動の中で、その銀行が「休みやすいかどうか」を見極めるためのポイントはいくつかあります。休みを重視するあなたが、入社後のミスマッチを防ぐためにできることをお伝えします。

メガバンクと地銀、休みの取りやすさはどっちがいいか

まず、メガバンク、地方銀行、信用金庫といった銀行の種類によって、休みの取りやすさに傾向はあるのでしょうか?これは一概には言えませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

銀行種別比較

  • メガバンク
  • 地方銀行
  • 信用金庫

メガバンクは、コンプライアンス意識が高く、休暇制度の運用が厳格な傾向にあります。つまり「休ませる」という意識が強いです。

ただし、全国転勤があり、激務の部署に配属されるリスクもあります。一方、地方銀行や信用金庫は、地域密着型でアットホームな雰囲気のところが多いですが、良くも悪くも上司や支店のカラーが色濃く出やすいです。

付き合いのゴルフやイベント参加も、地銀の方が多いかもしれません。

ワークライフバランスを狙うなら、どの部署が良いだろう

もし、将来的にワークライフバランスを重視した働き方をしたいのであれば、キャリアプランとして「本部部署」を目指すという選択肢があります。銀行の組織は、お客様と直接やり取りする「営業店(支店)」と、銀行全体を管理・運営する「本部」に分かれています。

人事部、総務部、システム部といった本部部署は、基本的にカレンダー通りの勤務で、お客様の都合に振り回されることもありません。そのため、支店勤務に比べて格段に休みが取りやすく、プライベートの予定も立てやすい傾向にあります。

もちろん、本部に異動するためには、支店で一定の成果を上げる必要がありますが、将来的な目標として持っておくと、仕事のモチベーションにも繋がるかもしれません。

面接で休みの実態を探る、ちょっと勇気のいる質問例

最後に、最も直接的に情報を得られる「面接」や「OB/OG訪問」の場で、休みの実態を探る方法についてお話しします。ただし、聞き方には注意が必要です。

「休みは取れますか?」とストレートに聞いてしまうと、「権利ばかり主張する人だ」とマイナスの印象を与えかねません。少し工夫した聞き方をすることで、相手の本音を引き出すことができます。

「若手社員の方はどのようにリフレッシュされていますか?」と聞く

この質問は、休日の過ごし方を聞くという体裁なので、直接的すぎず、ポジティブな印象を与えます。もし面接官が「長期休暇で海外旅行に行く人が多いですよ」とか「休日は完全に仕事と切り離して趣味に没頭しています」といった具体的な答えを返してくれれば、休みやすい文化がある可能性が高いです。

逆に、答えに詰まったり、「資格の勉強をしています」といった答えしか返ってこなかったりする場合は、少し注意が必要かもしれません。

「長期休暇制度を活用されている方の事例を教えていただけますか?」と尋ねる

これは、制度の有無ではなく「活用実態」を聞く質問です。制度があるのは当たり前として、それが実際にどのように使われているのかを知りたい、という意欲的な姿勢を示すことができます。

「最近、〇〇へ旅行に行った若手社員がいましたよ」といった具体的なエピソードが聞ければ、制度が形骸化していない証拠になります。この質問を通して、その銀行のリアルな働き方を垣間見ることができるはずです。

銀行員の休みは、制度上は非常に恵まれています。しかし、その恩恵を最大限に受けられるかどうかは、配属先や職種、そしてあなた自身の働きかけ次第です。

この記事でお話ししたリアルな情報が、あなたの後悔のない就職・転職活動の一助となれば、元行員としてこれほど嬉しいことはありません。

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